椿町ロンリープラネット 5巻
椿町ロンリープラネットの最新刊が発売されてました。
この漫画は、借金によって父親は出稼ぎに出かけてしまったため、高校2年生の大野ふみが、小説家の木曳野暁の家に住み込みの家政婦として置いてもらう、というお話です。
4巻までで、ふみは暁をはっきり好きだと意識するも、潜在的にふみが気になってはいるんだろうけど鈍感な暁との距離感にぎくしゃくするという展開でした。
京都への取材旅行から帰ってきて、暁の編集者金石が頻繁に家を訪れるようになります。彼は暁にふみちゃんが気になると堂々の宣戦布告をしているので、編集の仕事を理由にふみに会いたいんでしょうね。
金石の優しさに戸惑うふみと明らかに不機嫌な暁。
ある時、ふみの前にお風呂上りで上半身裸の暁が出てきて、全く意識されていないと感じたふみは「もっと自分の影響力を考えろ。私だって女なんだから」とお願いします。
それからふみへの態度が少し柔らかくなった暁と金石との3人で夏祭りへ。
お邪魔虫の金石が去って二人きりになり、人混みに慣れないふみを暁がさりげなくリードしてくれます。
花火が上がり、その場の雰囲気に当てられたふみは、「私が好きなのは暁先生です」と告白します。
他に好きな人はいると勘違いしていた暁は驚き、彼の顎に手を当て考える仕草を見たふみはその場に居合わせた友人と共に逃げてしまいます。
家に居づらくなったふみは友人の家に少しの間泊まることにして、暁もそれを了承。
ここから暁の過去の回想が始まります。
人との距離感がうまく掴めず、彼女らしい存在はできてもいまいちピンと来なかった暁は、もういっそ一人でいればいいのだと考えていました。
そして、ふみからの告白。彼の答えは決まっていました。
友人宅のチャイムがなり、なかなか戻ってこない友人を追って玄関へ行くと、そこには髪を一つに結わえ、息を切らしながら「迎えに来た」という暁の姿が。
友人の助言で家に戻ることになり、その道中で「オレと付き合うか?」と暁が問いかけ…。
というところで5巻は終わっています。
過去の経験から恋愛に前向きになれなかった暁がふみを迎えに来るシーン、そして告白の返事を必死に考えた上での「付き合うか?」というシーンは、彼のかっこよさが凝縮された場面でした。
もともと美形なのに、不愛想なところや髪をお団子にしているところも彼の萌えポイントですよね。
ふみちゃんはおっとりして優しい子で家事もできるしパーフェクトなので、私が付き合いたいくらいなのですが、暁の告白を受けて彼女がどう返事をするのか、2人がどう変化していくのか、これからも楽しみな漫画です。
6巻が年末発売予定なので、今から指折り数えて待っています。