いい加減な日記

いい加減な奴がいい加減に書く雑記です。

あんステ ライブビューイング

 あんさんぶるスターズ!オン・ステージ~Take your marks!~を観てきました。

あんステは前作を見ていないので、今回が初めてでした。

私はライブビューイングに参加したので、映画館で観劇したのですが、まず会場の雰囲気が私が今まで見てきた舞台のものよりも数段明るかったです。

それまでのものが暗いというわけではなくて、観劇に来ていた方達の年齢層が若かったというのもあるかもしれません。とにかくキャッキャウフフな空気でした。

幕が上がった瞬間にキャーという黄色い声が上がったのも意外でした。あんまり声を出して観劇する機会はなかったので。

アイドルという題材を扱っているからでしょうか。私もその声につられて、わくわくした気分でした。

 

流星隊による観劇マナーを含めた前説からのスタートでした。彼らの底抜けに明るい感じ(主に守沢千秋)に、見ているこちらのテンションが急上昇。前作を知らない人にも、ダイジェストを見せてくれたので、分かりやすかったです。

 

今回のみどころは何といっても、ライブに尽きます。すでに何度も聞いて馴染みのある楽曲が、ステージの上で振りがつき、歌われることで、今まで頭の中で妄想していたイメージが具現化されたようで、思わず鳥肌が立ちました。

演者はもともと俳優さんなので、振りを覚えたり歌ったりと苦労も多かったとは思いますが、そこはまさしくアイドルのステージでした。かっこよかった~。

みんなペンライトを持参していて、ユニットに合わせて色を変えながら振り回しているのを見て、何故私はペンラを持っていないんだ!と内心すごく悔しかったです。

面白かったのは、Melody in the darkで羽風のマイクヘッド。取れた?のかマイクヘッドがなくて、必死に手で隠しながら歌っていたのがにやにやでした。そういうハプニングも醍醐味ですよね。

 

他の漫画やゲームを原作とした舞台もそうなんですが、なんといってもキャラクターが動いてる!喋ってる!そして原作では絶対にありえないような小ネタを挟んでくれる!というところが楽しみなのですが、今回もあのキャラがこんなことしちゃう?というのが見られて楽しかったです。

一番は神崎颯馬かな~。硬派なのにやたらと笑いを取ろうとしてくるところが。ゲーム内の彼は、あそこまで自由には立ち振る舞えないだろうから、舞台ならではです。

キャラクターはそれぞれ個性が強いので俳優さん大変なんじゃなかろうかと思っていたのですが、みんな完全にキャラクターと同一してましたね。

英智の貫禄ったら、恐ろしかったですね。桃李の小悪魔感も。

全員を挙げるとキリがありませんが、感動するくらい見事でした。

もう本当にキャラクターが3次元に存在しているという事実がうれしくて、彼らの舞台上での一挙手一投足に翻弄されて、途中の休憩がなければ疲労MAXで帰ることになるところでした。いい息抜きになりました。

あと、もはやステージの一部と言わんばかりに、客席に繰り出してました。お客さんに話しかけるし、隣に座るし、超至近距離で見られるし、あの劇場にいた人がうらやましかったです。

 

今回の率直な感想は、アイドルのライブです。

とにかく歌が振りが具現化しているのがうれしくて、ペンラ持ってないしコールも分かんないしでもどかしさもあったのですが、それを吹き飛ばすくらいみんなかっこよかったです。

アンデ人気の高さにもびっくり。人気があるのは知っていたのですが、歓声が一際大きかったような?特に朔間零。

私は個人的に紅月の曲が大好きだったので、衣装や小道具合わせて見られたのがうれしかったです。

最後のオリジナル曲のSingin'☆Shineがとにかくかわいくて、踊りたくなるような曲だったので、ぜひ音源発売してください!

 

最後の挨拶は全員だったのですが、正直一番長くて自由だった気がします(笑)

みんなの挨拶から、舞台裏の努力が垣間見えたようでした。

ユニットごとに本当に仲が良いんだ、絆が強いんだというのが見えて、グッとくるものがありました。特に流星隊は泣かされた~。でも最後の守沢千秋のあの名ゼリフに持っていかれましたが(笑)

キャストのあんスタやあんステへの思いや愛が伝わる、とっても素敵な舞台でした。

公演終了後、前作と共にDVD買うことを決意しました(笑)

 

ライビュ組は公演後にキャスト一人ずつから一言挨拶がありました。

もうその時は心の中で合掌して、ありがとうありがとうと念じることしかできなかったのですが、最後までキャラとして観客を楽しませてくれる最高なキャストのみなさんでした。

零の「6月から凛月を探している」発言、次は会えるといいね。

初恋の世界 1巻

娚の一生』『姉の結婚』の西炯子の新作が出ていました。

 

おしゃれな空間で本や写真集を片手にコーヒーを飲んで優雅な時間を過ごすことをコンセプトに作られたコーヒーチェーンの店長として働く小松薫は、独身で40歳の誕生日を迎えた翌日、故郷の角島県に転勤を命じられます。

故郷へ戻ってみると、カフェは全くの別物になっていました。近縁のはずなのにたばこの煙が充満し、おしゃれな音楽は歌謡曲?へと変わっており、コンセプトを無視した昔ながらの喫茶店になっていたのです。

唖然とする薫は、社員で店長の鈴木を呼び出すも、応対するのはアルバイトの小鳥遊という男。

そこへおつかいから戻ってきた店長の鈴木が事情を説明します。店長一人では集客できず閑古鳥が鳴いていたカフェに、突然小鳥遊がやってきて、次第に店を手伝うようになったのだと。そこから売り上げも上昇し、彼なしではやっていけないのでアルバイトとして雇うも、実質の経営権は店長ではなく小鳥遊が握っているという現状。

小鳥遊の存在に戸惑う薫ですが、彼に住むところを紹介してもらったり、カフェのフードメニューの調理も彼が行っているため、無下には放り出せません。

しかし、本部から支店の経営改善の命を受けている以上、無視はできないため、薫はテコ入れを始めます。店内禁煙や毎朝コーヒー豆を煎るなど改革に乗り出すも、お客さんの反応は芳しくありません。一方で、小鳥遊のランチは好評。

ある日、経歴不詳の小鳥遊に履歴書を書くよう言うも、軽くあしらわれてしまう薫。しかし彼が中途半端に書いていった履歴書には、彼の名前、住所、生年月日が。

せんきゅうひゃくはちじゅう…と考え、薫は小鳥遊が自分の10歳下だと知ります。

 

まだ1巻なので導入的な感覚です。

主人公はアラフォー、『娚の一生』は年上で『姉の結婚』は同い年、そして今回は年下の相手との恋愛って感じですかね。設定は結構今までの作品と似通ってます。

そして掲載誌のこともあるんでしょうが、相変わらず誰かが不倫してる感じはちょっと笑ってしまいます。

薫と小鳥遊の他にも、薫の地元の仲良し同級生やたぶんこの巻以降出番はほとんどないであろう元店長の鈴木など、脇キャラは面白い、いい味出してくれるキャラが多いです。吹き出し以外でのちょっとした台詞や方言などにクスッと笑えたり心が温まったりするのは、彼女の作品ならで、私は好きです。

薫も小鳥遊も、まだまだお互い意識してないし、恋愛も含めてこれから過去のことが明らかになっていくと思うので、楽しみにしています。

椿町ロンリープラネット 5巻

椿町ロンリープラネットの最新刊が発売されてました。

 

この漫画は、借金によって父親は出稼ぎに出かけてしまったため、高校2年生の大野ふみが、小説家の木曳野暁の家に住み込みの家政婦として置いてもらう、というお話です。

4巻までで、ふみは暁をはっきり好きだと意識するも、潜在的にふみが気になってはいるんだろうけど鈍感な暁との距離感にぎくしゃくするという展開でした。

 

京都への取材旅行から帰ってきて、暁の編集者金石が頻繁に家を訪れるようになります。彼は暁にふみちゃんが気になると堂々の宣戦布告をしているので、編集の仕事を理由にふみに会いたいんでしょうね。

金石の優しさに戸惑うふみと明らかに不機嫌な暁。

ある時、ふみの前にお風呂上りで上半身裸の暁が出てきて、全く意識されていないと感じたふみは「もっと自分の影響力を考えろ。私だって女なんだから」とお願いします。

それからふみへの態度が少し柔らかくなった暁と金石との3人で夏祭りへ。

お邪魔虫の金石が去って二人きりになり、人混みに慣れないふみを暁がさりげなくリードしてくれます。

花火が上がり、その場の雰囲気に当てられたふみは、「私が好きなのは暁先生です」と告白します。

他に好きな人はいると勘違いしていた暁は驚き、彼の顎に手を当て考える仕草を見たふみはその場に居合わせた友人と共に逃げてしまいます。

家に居づらくなったふみは友人の家に少しの間泊まることにして、暁もそれを了承。

ここから暁の過去の回想が始まります。

人との距離感がうまく掴めず、彼女らしい存在はできてもいまいちピンと来なかった暁は、もういっそ一人でいればいいのだと考えていました。

そして、ふみからの告白。彼の答えは決まっていました。

友人宅のチャイムがなり、なかなか戻ってこない友人を追って玄関へ行くと、そこには髪を一つに結わえ、息を切らしながら「迎えに来た」という暁の姿が。

友人の助言で家に戻ることになり、その道中で「オレと付き合うか?」と暁が問いかけ…。

 

というところで5巻は終わっています。

過去の経験から恋愛に前向きになれなかった暁がふみを迎えに来るシーン、そして告白の返事を必死に考えた上での「付き合うか?」というシーンは、彼のかっこよさが凝縮された場面でした。

もともと美形なのに、不愛想なところや髪をお団子にしているところも彼の萌えポイントですよね。

ふみちゃんはおっとりして優しい子で家事もできるしパーフェクトなので、私が付き合いたいくらいなのですが、暁の告白を受けて彼女がどう返事をするのか、2人がどう変化していくのか、これからも楽しみな漫画です。

6巻が年末発売予定なので、今から指折り数えて待っています。

舞台「弱虫ペダル‐総北新世代、始動‐」

ライブビューイングに行ってきました。

その感想です。

 

ペダステ新生総北、見てきました。

今回は新しい年度に変わって、鏑木たちが入学してくるところからウェルカムレースまでがメインの話でした。

実は、私は総北よりも箱学、しかも旧3年生が大好きだったので、今回の舞台は正直…というのが観劇前の気持ちでした。でも終わってみると、すっごく良かった!!ウェルカムレースのあの展開を見て、感動しないわけがなかった!というわけで、あっさりと私の観劇前の気乗りしない雰囲気を一蹴してくれた最高の舞台でした。

気乗りがしないと言っても、やっぱり幕が上がった瞬間に全身に鳥肌が立ったし、みんなの真剣な想いが伝わってきて、胸を抉り取られるような何かを感じるのです。

あまり若手の俳優さんには詳しくないし、事前学習を一切しない私は、キャストの皆さまがほとんど分からなかったし、微妙にキャラにハマってないのでは?と思うような子も個人的にはいたのですが、みんな間違いなく弱虫ペダルから飛び出してきたキャラクターたちでした。特に鏑木段竹、T2には心を持っていかれました。やられた~って感じ。

私は基本的に弱虫ペダルに関しては、原作とアニメはほぼ同じだけど、舞台に関してはまったく別物と捉えています。やっぱり本物の自転車を使っていない以上想像上のレースでしかないし、ギャグテイストも原作より圧倒的に多いし、キャストさん同士のふざけあいみたいな舞台ならではの演出もあるわけだし。だからこそペダステが好きって方もいらっしゃるだろうし、私自身ペダステは大好きなので、それでいいと思うのです。何が言いたいかと言うと、私は原作を読んだ時点で、1年生ペアにはあまり興味はありませんでした。鏑木みたいなウザキャラはまあまあ好きなのですが、総北と箱学の対決などライバルとの凌ぎあいみたいな展開が好きなので、1年生が入ってきて世代が変わったなというくらいにしか思いませんでした。むしろ旧3年生ロスが激しかった!!!それが舞台マジックか?鏑木、めっちゃかわいくなかったですか?!段竹に関しては、ルックスがただただタイプでした。

ウェルカムレースは彼らがある意味主役なので、そりゃかっこよく描かれてるし、惚れないわけがないんだよってね。鏑木役のキャストさんを存じ上げなかったんですが、きれいなアクロバット決めてましたね!私単純だから、アクロバットとか誰でも見て分かるようなすごい技を見せつけられると心奪われるんです。はぁ~恍惚。

T2はもともとファンも多いキャラだし、どんな風に描かれるんだろうと楽しみでした。青八木、ちゃんと台詞あるかな、とか。感想としては、想像の斜め上をいくかっこよさ!私、手嶋はどこか女性よりな柔らかさを持っているイメージだったんですが、バリッバリの男気100%でしたね。そりゃ青八木も「あぁ、純太」しか言えなくなるわなぁと。あんなに男らしく引っ張っていかれたら、乙女心キュンキュンにさせながら黙って3歩後ついていきますわ。

あと、なんといっても今回のT2の見せ場は1年前の合宿ですよね。あの頃は意地悪な先輩だなぁくらいにしか思っていなかったけど、彼ら側の視点から、彼らがどんなに苦労してあの場にいるのかを考えると、過去として振り返る合宿編は涙なしには見られないです。想像を絶するような努力、しかも彼らは、特に純太は自分の才能が抜きんでてはいないことをきちんと理解していて、その上でどうしたらインターハイに出られるかを必死に考えて得た地位や技術を持っているんですよ。そりゃ強いよ。私、1個下の後輩が非凡軍団で、レギュラー争いにも敗れたら心砕けますもん。再起不能で自転車やめたくなりそうですもん。でも彼らは絶対に諦めなかったし、その様子が演者を通してひしひしと伝わってきて、かっこよかったです。

総北よりも箱学が好きと言いましたが、今回の箱学もかっこよかったですね!箱学の中でも葦木場の話が多かったので、他のメンバーの目立とうというハングリー精神が見て取れました。結構大事な台詞を話してるのに、銅橋のちょうちょの件とか泉田もアブ語混ぜてくるし、原作やそれに準ずるアニメではありえない彼らの魅力が見れてよかったです。兼崎くんはテニミュの関係で知っていたので、キャスト発表で彼の名前を見た時に銅橋?と思ったこともあったのですが、ペダステの銅橋はあれくらい突き抜けてるくらいがいい!他のキャラも濃い人たちばかりなので。はあ~、私の中の銅橋好感度、ぐっと上がりました。

京伏もみつさんの御堂筋が相変わらずの迫力ですごいな~と圧倒されてしまいました。新キャラの小鞠ちゃんも漫画から出てきたのかというくらいの完璧ぶりで思わずため息もれました。

ペダルのメインはやっぱり信号機トリオですが、今回は鳴子の見せ場がとにかくかっこよくて、終始鳥肌ものでした。実家の件はもう鳥越くんあっぱれというくらいの鋭いツッコミで、あれは彼の鳴子にしかできないだろうなと感心しました。観客もキャストも笑いがなかなか収まらない中で、「仕切り直すで!」と一瞬でシリアスな顔に持っていける鳥越くんは素晴らしい役者さんだと思いました。鳴子は普段目立ちたがり屋ですが、そんな彼が今後のチームの中で自分の役割を考えた時、スプリンターをやめるというのは想像がつかないくらい厳しい心境だったろうに、御堂筋とのレースは目頭が熱くなってました。

 ウェルカムレースは鏑木段竹もですが、杉本くんも欠かせません。1年生に交じってレースに参加するなんて、半端な気持ちではできないですもん。口先だけのお調子者で普通に考えたら脇キャラですよ、彼なんて。でも、そんな彼が頑張る姿、汗と涙を垂れ流しながら走る姿は、彼が単なる脇役ではなく、しっかり総北自転車部を担う1人として存在しているんだと、胸を打たれます。彼のしんどさが伝わってきて、レース後の同級生の反応が本当につらくて、でも感動せずにはいられない。そんなウェルカムレースはもう伝説です。

今回はここまでで終わりましたが、次があるならインターハイですね。悠人は誰なんだろう、次こそ大好きな黒田に活躍してほしい!、そして最後に見せた古賀の不敵な笑み…楽しみな要素が多すぎる!次も(あると信じて)素敵な舞台待ってます!!!

今回のキャストの挨拶で、なにやら鳥越くんと太田くんが最後なのでは?なんて噂されていますが、できれば引き継いでほしいな~。彼らの鳴子今泉はもはや完成されているので、安心するもん。あとちょいちょい挟んでくる2人の仲良しそうな小ネタが大好きなので。

とにかく、最高に楽しませてもらえたエンターテイメントでした!